脳動静脈奇形(AVM)開頭手術と聴神経腫瘍ガンマナイフ

脳動静脈奇形(AVM)と聴神経腫瘍の闘病の記録です。

2013年7月脳動静脈奇形がみつかる

7月1日、地元の脳外へ母に付き添ってもらいMRIの結果を聞きに行く。先生から「まさか何か見つかるとは思っていませんでしたが。」と言って見せられた画像には脳の左側(写真では脳の右下)に3cmくらいの黒くて丸っぽいものが写っていた。脳腫瘍ですか?と聞くと「いえ、これは脳動静脈奇形といって奇形血管の塊です。」との返事。大きな病院に紹介状を書きます。といって地元の総合病院を紹介してくれた。

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7月2日、横須賀共済病院の脳神経外科にかかる。これまでの経緯を説明。一度脳アンギオで検査をしたいので入院してくださいとのこと。

7月9~11日、横須賀共済病院に入院して脳アンギオの検査を受ける。脳にカテーテルをいれて造影剤を注入して脳血管をみる検査だ。アンギオ室に運ばれて鼠径部からカテーテルを挿入して検査をうける。心拍の音が心電図にモニターされてピコーンピコーンと鳴っているのだが心臓付近を通過した時にその音が止まってウッとなる。みんながザワッとした。意識が覚醒した中での検査なので「マジかよ!」とおもったがすぐに回復して事なきを得た。脳で造影剤を注入すると頭の中がカァーっとなって目を閉じていた瞼の裏も赤く光るような感覚になった。すごく嫌な感覚でできれば二度としたくない。検査終了後、病室に帰る途中で看護師さんに「途中で心臓とまりましたよね?」と聞いたら、「そんなことないですよ。」と言っていた。今に思い出しても一種のせん妄だったのかそれとも本当に止まっていたのかはわからない。

7月17日脳アンギオの結果を聞きに横須賀共済病院へ行く。MRIから特に変わった話は無かった。検査受けた意味あったの?と聞きたくなる。治療の方針としては開頭、ガンマがあるがガンマナイフをお勧めするとのこと。色々他の先生のお話も聞いてみたいのでセカンドオピニオンしてみたいがおすすめの病院はありますか?と尋ねたところ横浜労災病院、慈恵医大あたりをお勧めされる。

7月24日横浜労災病院を受診する。新横浜にある大きな病院で待合にドトールがあった。彼女と姉、妹も駆けつけてくれた。脳神経外科の周藤先生に診察してもらう。ガンマナイフの名医として有名な先生だ。先生の所見ではグレード2で表層部の脳動静脈奇形でそれほど複雑ではないとのこと。放置した場合の破裂の可能性は3%だがガンマをすれば1.5%になること。めまいと奇形は関係ないのではないかということ。ガンマをすれば70%くらいの確立で良くなるであろうこと。だった。

7月26日めまいと奇形は関係ないかもという話を聞いて、めまいの名医を探して鎌倉にある額田記念病院を受診する。首に異常があるのかもしれないとのことで次回レントゲンを撮ることになる。

 

7月に入ってからは会社をずっと休んで自宅で寝たり起きたりの状況。1日のなかでも体調がいいときと悪い時がある。横浜のみなと赤十字病院の新井先生のめまいの著書「めまいは寝てては治らない」を購入してめまいリハビリを実行していた。めまいについては当初より良くなった気がする。