脳動静脈奇形(AVM)開頭手術と聴神経腫瘍ガンマナイフ

脳動静脈奇形(AVM)と聴神経腫瘍の闘病の記録です。

2013年10月塞栓術

10月1日氏家先生と打ち合わせ。1回目の塞栓を10月25日、2回目を10月31日、脳血管撮影を11月の第2週に行い、開頭手術を11月11日に行うとのこと。

10月3日妹夫婦がお見舞いに来てくれた。

10月5日一時帰宅。父が車で迎えに来てくれた。

10月6日電車で病院に戻る。蒲田でブックオフに寄り、日高屋でラーメンを食べる。ものすごく久しぶりにラーメンを食べた。一人で外食をしたこと自体久しぶり。

10月8日一時退院。彼女が迎えに来てくれた。このころには体調自体は落ち着いており、手術までのしばらくの間実家で過ごすことになった。

10月21日再入院。両親に車で送ってもらう。病院付近にはあまり食事ができるところがないので途中和食さとというファミレスで食事。術前、家族でする最後の食事、母がおしるこを頼んだら水がカルキ臭かった。

10月23日彼女がお見舞いに来てくれた。

10月25日いよいよ1回目の塞栓術の日。鼠径部からカテーテルを入れるので事前に剃っておかないといけないのだが、看護婦さんと連携がうまくいかず直前に慌てて剃ることに。全部を剃るわけではなく一部分だけでいいらしい。あと、途中でトイレに行きたくならないように尿道カテーテルというのを入れられるのだがこれがメチャクチャ痛いしずっと違和感あるしで大変だった。ベッドに寝たままいつもMRIを撮る放射線科に運ばれる。放射線科の中にアンギオ室がありそこで行われる。比嘉先生と助手の方が数名でやっていたと思う。クラシックが流れていて落ち着いた感じ。意識が覚醒した中で行われ、途中先生が助手の方たちと「トイレのときすごい血管に負担がかかるらしいよ」などと雑談しながらされていてちょっと落ち着く。途中からはあまり覚えていないが、痛かったり、先生たちが途中ざわついて怖い思いをしたということは一切なかった。カテーテル手術は血管をスキャンしながらカテーテルを進めていく手術だが、道路地図を事前に覚えておかないとスムーズにドライブできないように血管の構造をちゃんと覚えておかないとスムーズにカテーテルを目的の場所まで進めることはできない。強引に押したりすれば血管を破って体内で出血することになりとても危険だ。また、常にスキャンしながら術式を行うため、放射線を大量に被ばくすることになるというリスクもある。そのような難儀な手術において比嘉先生はこの分野ではとても優秀な医師で雑誌などでも神の手として取り上げられているらしい。無事に手術をしてくださり感謝のほかない。手記はこの日で終わっている。

10月31日2回目の塞栓術。このときのことはほとんど記憶にない。